すそわきが治療にボトックス注射は効果ある？費用(料金)や副作用について

すそわきがの臭いに悩んでいて、ボトックス注射をしてみようかと考えている人もいると思います。

ボトックス注射ってどのくらい効果があるのか疑問ですよね？

すそわきが治療の「ボトックス注射」とは？

ボトックス注射とは、陰部に『ボツリヌス菌』という菌が生成する『天然のたんぱく質（ボツリヌストキシン）』を、薬剤として注射する治療方法となります。

ボツリヌストキシンってどんな成分？

ボツリヌストキシンとは、ボツリヌス菌が作り出す複合体毒素です。ボツリヌストキシンには、アセチルコリンという神経伝達物質の働きを抑える作用があり、筋肉や体組織の萎縮を促します。

主に多汗症の人に施術する治療方法なんですが、ワキガやすそわきがの人も治療を受けることが多いみたい。

すそわきが治療と言えば、手術やレーザーなどを使用した治療方法などが多くありますが、ボトックス注射による治療方法では、皮膚を切ったりレーザーなどによる治療をしなくても、施術することが可能です。

とはいっても、注射による治療なので針を刺す時やボトックスを注入する際には多少の痛みは伴いますので、麻酔を使用することも可能です。

麻酔をすると痛みもほとんど感じることがなくなりますので、診療時間も短いですし治療時間も数分程ですみますので、お手軽にできるすそわきが治療なんです。

ボトックス注射の効果と特徴

ではボトックス注射による治療方法には、どのような効果があるのでしょうか？

ボトックス注射は一言でいうと、

発汗を抑える治療方法

となります。

ボトックス注射でボツリヌストキシンという成分を注入することで、汗を分泌する『エクリン汗腺』の働きを弱める効果が期待できます。

汗が出てくる汗腺を徐々に萎縮させてくれるために、汗が出にくくなるんです。

汗腺には、アポクリン汗腺とエクリン汗腺があり、ワキガやすそわきがの臭いの原因となる汗を分泌するのはアポクリン汗腺になります。

エクリン汗腺って、一般的に汗をかく時に出る汗を分泌するんですが、あまりニオイの無い汗。

「じゃあボトックス注射で治療してもらっても、ニオイの原因になるアポクリン汗腺の汗を抑えてくれないなら意味ないじゃない！」

と思っちゃいますよね？

確かにボトックス治療ではニオイの原因となるアポクリン汗腺の汗を抑えてはくれないので、ニオイに関しては完全に防ぐことは出来ません。

ですがエクリン汗腺からの汗は、アポクリン汗腺からの汗を広範囲に広げてニオイを増幅させる役割もしているので、エクリン汗腺の汗を抑制すると、ある程度はニオイの拡散を防ぐことができます。

ワキガやすそわきがの人がボトックス治療を受けるのも、この効果を期待してなんです！

また、ニオイの原因はアポクリン汗腺だけでなく、肌にいる常在菌による汗の分解で発生しています。

ということは、エクリン汗腺の汗を抑えると脇や陰部のムレ防止にもなりますし、湿度を抑えることで雑菌の繁殖を軽減することができ、結果的にすそわきがのニオイを軽減することに繋がるというわけですね^^

再発する？ボトックス注射の持続期間

ボトックス注射による治療は再発するのでしょうか？

実は、ボトックス注射は一度治療を受けると、ずっと効果が持続するといったことはありません(>_<)

ではどのくらいの期間は効果が持続するのでしょう？

だいたい効果を感じ始めるのは3日～1週間が経つ頃になり、一度の施術でおよそ半年(６ヶ月)ほど効果が持続します。※持続期間には個人差があります

ですが、ボトックス治療を定期的・継続的に施術してもらうことで、エクリン汗腺を萎縮状態に保ちやすくなるので、１回の施術の持続時間が長くなることもあります。

基本的には１年に約2回の治療を受けることで、通年効果を感じることが出来ます。

ボトックス注射の料金(費用)と保険適用

ボトックス注射の治療費用は、他のすそわきが治療と比較してもリーズナブルなのですが、すそわきがの場合はざっくりと5万円～15万円ほどの料金がかかってきます。

一度につき掛かってくる費用になりますので、年間で２回施術してもらうとなると、案外高い料金になってしまいます。

ただ、ボトックス注射は他の治療と異なり、治療費に保険が適用されることもあるのですが、すそわきが治療としては現在のところ保険適用はなさそうです...。

保険適用の場合は、治療費の３割負担となりますので、2万円～5万円くらいの病院やクリニックが多いのではないでしょうか？

注意してほしいのは、保険適用される対象者は『重度の多汗症』と診断された人になりますので、多汗症と診断されなければ全額自費負担となっちゃいます...。

こちらで自費診療と保険診療のそれぞれの料金を表にしています。

全額自費負担の場合	約5万円～15万円
保険適用負担の場合	約2万円～5万円

※現在では、すそわきがへのボトックス治療を行ったという症例は確認できていません。

ボトックス注射の副作用や注意点

ボトックス注射による副作用は、基本的には無いと思っても大丈夫です。

ですが、まれに脱力感や筋肉痛といった症状が一時的にあらわれることがあるみたい...。

あと、ボトックス治療を受けた施術後の注意点として、

• 治療当日は激しい運動をしない
• 治療後数日は、陰部周りに強い刺激を与えない
• 治療日から生理が２回くるまでは妊娠しないように避妊するか行為を避ける

を気を付けるようにしましょう。

なので、治療を受けた当日はエッチ(性交渉)は避けるようにしましょうね(;´∀｀)

これら３つの注意点がエッチひとつで全て守れなくなりますし...w

一日くらいなら我慢できるはず(>_<)

また、治療日の前日～当日はデリケートゾーンにデオドラントを使用しないようにします。

当日にちゃんとした治療を受けられない、または効果が出なくなる可能性があります。

ボトックス注射治療のメリット・デメリット

ここまでは、ボトックス注射の治療方法について見てきましたが、ボトックス注射のメリットやデメリットにはどのようなものがあるのでしょう？

ボトックス注射治療のメリット

ボトックス注射によるすそわきが治療のメリットは下記のとおりです。

先ほども少し触れましたが、定期的に・継続的にボトックス治療を受けと、効果の持続期間が延びて半年ほどから1年近くまで延びることもあるようです。

この点に関しては確実なことは言えませんが、何度もボツリヌストキシンを注入することで、エクリン汗腺やアポクリン汗腺が小さく萎縮しやすくなるからと言われているんです。

他にも、陰部は年中ムレやすいのですが、

特に汗が気になる季節の夏の間だけボトックス注射ですそわきがの臭いを軽減する

といったことも出来るので、自由度が高くなります。

ボトックス注射治療のデメリット

ボトックス注射によるすそわきが治療のデメリットは下記のとおりです。

やっぱりボトックス注射のデメリットと言えば、持続期間が短いこと。

個人差がありますが、短い人では3ヶ月くらいしか持たないこともあるそうです。

また、すそわきが治療としてボトックス注射されるときには、クリニックによっては陰部の脱毛もするようにすすめられますので、その場合はかなり高額な料金になってしまうΣ(ﾟдﾟlll)

結局、他の効果の高い治療方法を行った時と変わらない費用がかかっちゃった...ということになりまかねませんね(T_T)

ボトックス注射による治療方法では、ワキガ・すそわきがには効果がない？

ボトックス注射のデメリットでも述べましたが、ニオイの原因となるアポクリン汗腺の働きを萎縮させてくれるわけではないので、ワキガやすそわきがの原因は少しも改善してくれていません。

ですが、エクリン汗腺からの汗がすそわきがの臭いを拡散してしまう役割をしていますし、エクリン汗腺の汗を抑えることでニオイの軽減に効果があることは認められています。

軽度のすそわきがの人や、ニオイと合わせて多汗症で悩んでいる人には、ボトックス治療を受けてみても良いかもしれませんね♪

湘南美容外科クリニック

こちらの湘南美容外科クリニックなら、ボトックスと同様の効果があるボツリヌストキシンでの施術も可能で、この治療法ならすそわきがへの治療で『4万円弱』の料金でボトックス治療を受けることができます。

本気で臭いを抑えたいならデオドラントを使おう！

ボトックス治療を受けようか悩んでいる人は、効果はもちろんですし料金のことも気になっていると思います。

それであれば、すそわきがの臭いをしっかり抑えることが出来るデオドラントクリームを使ってみると良いですよ♡

ボトックス治療に比べると、毎日クリームをあそこに塗らないとダメなのでちょっぴり手間がかかりますが、費用は全然違ってきます。

また、ボトックス治療だと、もし期待していた効果を実感出来なくても治療費を『返金』してくれることはありません。

デオドラントクリームでしたら『全額返金保証』が付いている商品が多いですし、気負いすることなく購入することが出来ますので、一度は試してみても良いかもしれませんね♪

すそわきが女子おすすめ【デオドラントクリーム3選】

ちなみに、ボトックス治療で汗を抑えることは出来ても、どうしても臭い自体は完全に抑えることが出来ませんので、そういった時のサポート的な役割としてデオドラントクリームの使用も効果的です。

 

 - 手術＆治療について